2026年5月20日水曜日

あの頃の懐かしカセットビジョン・Jr.・スーパーカセットビジョン

今どきの若者はおろか、家庭用ゲーム機黄金期とも言うべきファミコンで遊んでいた世代でもなかなか知らない、初期のテレビゲーム機の傑作と言われる、懐かしきカセットビジョンを思い出していこうというまとめです。


さて、まずはその

カセットビジョンとは?

今の若者世代は確実に知らず、ある程度の年齢以上の人(令和に入って還暦近くか?)で、しかもファミコンに食いつく前からテレビゲーム機に興味を持っていたような人しか知らないであろう、独特なゲーム機、カセットビジョンですが、後のファミコンによる、家庭用ゲーム機ブームが来る前に、当時としては異例の数十万台売っている売れ筋ゲーム機だったのです。

そんなカセットビジョンとは、いったいどのようなものだったのかをまずは解説を。


カセットビジョンは、エポック社が1981年7月30日に発売したカセット式の家庭用ゲーム機。

1983年9月時点では日本で流通していた家庭用ゲーム機の中でトップの販売台数である40万台から45万台を売り上げた。

1975年からエポック社はゲームが本体に内蔵されたゲーム機を販売していた。1979年に発売したテレビ野球ゲームはそれまでハードウェアの回路でゲームを実現していたのに対してマイコン(CPU)を採用して、プログラムによって効率的にゲームを開発可能になった。そこで1978年発売のシステム10の後継機として開発に取りかかっていたスーパー10は完成しつつあったが開発が破棄されて、カセット式のゲーム機の開発に切り替えられる。それがカセットビジョンである。設計はNECが担当した。同じマイコンを使うのなら、周辺回路は同一であり、それなら本体は共通化してゲームはカセットで供給する方が低コスト・低価格化に繋がるという発想で、堀江正幸ら3人の担当者によって開発された。
本機は本体に周辺回路と電源と操作部を搭載し、カートリッジにテレビゲーム用LSI自体を1チップにした1チップマイコンを内蔵し、カートリッジを交換することで違ったゲームを楽しめるというシステムである。本体にCPUが搭載され、ゲームソフトのプログラムとデータはロムカセットに内蔵されたROMで供給するタイプの後年のカセット交換式ゲーム機とは異なる構造となっている。
これはCPUとROMを分離しCPUと外部のROMとをバスで接続すると、ノイズが乗ったり誤動作の原因になるという技術的な理由でできなかったためである。後年のゲーム機の主流となったCPUとメモリのROMとRAMを分離して、本体にはCPUとメインRAMを、カートリッジ側にROMを搭載する方式と比べると、本体を安くできる、動作が安定する、それまでに発売したゲームを本体に内蔵したゲーム機の移植が容易にできるなどの長所を持つ。当時の技術ではCPUとは別にROMを置く方がコストが掛かっていた。
今では当たり前の、CPUは本体に積み、カセット等のソフト側はROMのみ、という方式はこの頃ではかえって高くつくとは驚きです。
カセットに搭載しているマイコンチップはNECのμPD777CやμPD778というテレビゲームのLSIで、プログラムはROMチップの形で分離されておらずにD777C等に内蔵されている。よってカセットに内蔵されているのはこのチップのみである。単体で演算、入出力、画像処理の全てを1チップで行っている。そのため、何ビットと定義するのは難しく、4ビットや8ビット、12ビット、場合によっては48ビットなど様々な数値がある。エポック社は『日経産業新聞』の取材に対しては4ビットだと答えている。


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